犬の認知症|徘徊対策・認知症になりやすい犬種~飼い主さんでも気づきにくい5つの症状

犬の認知症|徘徊対策・認知症になりやすい犬種~飼い主さんでも気づきにくい5つの症状

犬の認知症|徘徊対策・認知症になりやすい犬種~飼い主さんでも気づきにくい5つの症状

今回は犬の認知症状についてお話ししたいと思います。

犬や猫の寿命もどんどん伸びていて、長生きできるようになるのはいいことなんですが、それに伴って認知症やがんといった人間がかかるような病気も増えているのが事実です。

猫の場合は、糖尿病や腎臓系の病気が多いですが、認知症などは犬に比べると少ないのですが、犬は認知症が問題になることが多いです。

飼い主さんでも気づきにくい 犬の認知症

犬の認知症というのは、飼い主さんでもその症状に気がつかないことも多いんです。

さらに言えば、気づいたとしてもそれにどう対処すればいいかよくわからず悩んでしまう人も多いです。

認知症状に関しては、早く気付いたら治るわけではないですが、飼い主さんがどうしてあげればいいかで、変わってくると思います。

そのため今回は、あまり知られてない「犬が認知症状になった時にどんな症状が出るのか」についてお話ししていきたいと思います。

うちの犬は、まだ若いから大丈夫でしょう?」と思っていても、実は認知症の症状かもしれません。

13歳以上のワンちゃんを飼っている飼い主さんは、ぜひ知っておいてください。

犬の認知症の診断 5つのチェックポイント

犬の認知症をチェックするための項目です。

  1. 夜中に意味もなく単調な声で鳴き出し、止めても泣きやまない
  2. 歩行は前にのみ、とぼとぼ歩いて、くるくる旋回する、徘徊する
  3. 狭いところに入りたがり、自分でバックできない
  4. 飼い主さんがわからなくて、自分の名前を呼んでも反応しない
  5. よく寝てよく食べて下痢もしないけど痩せていく

この5つの項目のうち1つ当てはまれば認知症状を疑っていいと思います。
2つ以上当てはまれば、認知症と診断します。

まずは、これが当てはまりそうだなっていうのを、ちょっと頭に入れておいてください。

夜中に意味もなく単調な声で鳴き出し止めても泣きやまない

これは、いわゆる夜泣きです。ポイントは意味もなくっていうところです。

例えば高齢になって立てない時とか、トイレに行きたい時に泣いたり、お腹がすいた時に泣いたり、そういうことはあります。

そういったいわゆる要求防衛の時には、その要求に対して何かをしてあげればと思います。

ですが、認知症の時は、何をしてあげても泣き止むことがありません。いわゆる無駄吠えです。

強いて言えば、ずっと抱っこしてあげれば、寝てくれることがあるかなーくらいです。落ち着くまで待ってあげるしかありません。認知症の症状で最も困るのがこのような時です。

夜泣きはワンちゃんも疲れますが、人間も疲れますよね。それが困ります。そのため、獣医さんに相談して睡眠薬を処方してもらい飲ませてあげたり、昼間にワンちゃんが寝ないようにするなどの必要があります。

症状がひどい時には、安楽死を求められることもあります。人間が疲れきってしまう前に早めに獣医さんに相談しましょう。

歩行は前にのみ とぼとぼ歩いて くるくる旋回する 徘徊する

なんとなく下を向いて頭を少し傾けて、ととぼとぼ歩く感じです。

基本的には一方方向にクルクル回るので、右回りか左回りか決まっていることが多いです。だいたい頭が傾いている側にもあります。

なにを考えているかわかりません。夜中も徘徊したり、寝たきりになっても歩いているかのように手足をバタバタさせることも多いです。

狭いところに入りたがり 自分でバッグできない

これも、結構顕著に症状が出ます。
狭いところに入りたがるというよりは、クルクル回っている段階でどこかに挟まってしまうという方が正しい気がします。
部屋の隅っこで抜け出せなくなったりとか、家具と壁の間に挟まってしまうことが多いです。

後ろに下がることができないので、抜け出せなくなっちゃって、その場で泣いているという感じが多いです。

狭い所っていうとテーブルの下とか椅子の下とか、そういうところをイメージするかもしれないんですけど、部屋の角の90度あるような所でも動けなくなることがあります。

抜け出させてあげても、結局またクルクル回って狭いところに挟まります。飼い主さんが家に帰ってくるまでずっと挟まっていたわっていうこともあります。

それがずっと続いていると、飼い主さんも「こんなところにいた」とか、だんだん慣れてきて挟まるのが普通になってきます。

飼い主さんがわからず自分の名前も分からない

犬の認知症|徘徊対策・認知症になりやすい犬種~飼い主さんでも気づきにくい5つの症状名前を呼んでも全く反応しなくなります。
高齢になってくると、耳が聞こえにくくなるので、そのせいでもありますが、名前を呼んでも全く反応しなくなります。

さらに飼い主さんを見た時の喜んだりとか、そういう反応もなくなります。場合によっては食事や水にも反応しなくなることもあります。

ごはんを食べたり水を飲んだりはするんですが、それを口元に持っていってあげないとしないっていうことです。

これはわかりにくい症状ですが、飼い主さんは結構気づくみたいです。
最近反応がすごく鈍くなってきましたっていうのは、よく聞きます。

よく寝てよく食べて 下痢もしないのに痩せていく

老犬になると、寝る時間がとても増えます。1日のうち、食べる時間以外は寝ているくらいになります。

また食べる量もすごく増えます。お腹がいっぱいなのかがわからないのかなーっていうぐらい食べるようになります。

これは人で言うと何回も何回もごはんまだ?って聞いてくるご老人とか、そういうような感じだと思います。

ですが、痩せていくんです。背骨が出てきてガリガリに痩せてしまうことが多いです。筋肉が落ちていってしまうためです。また背骨が曲がってくることも多いです。

なんとなく背中が曲がっている姿勢で、ヨボヨボ歩いているワンちゃんとかを見ると、認知症が始まっているのかな?って気がします。

愛犬が認知症かもしれないと思ったら獣医さんに相談

今紹介した5つが認知症状の診断基準です。

最初に話した通り、全てに当てはまらなくても認知症と言えます。また動物病院ではこの5つの基準をさらに詳しくして認知症のスコアを出します。ハッキリさせたいときは動物病院へ行って聞いてみてください。

ただ動物病院でも血液検査で分かるとかではないんです。話を聞いて、ああそれっぽいですねぐらいです。

愛犬に認知症状が始まったらどういうことをしてあげればいいの?

ここからは、その認知症状が始まったらどういうことをしてあげればいいのか?という話をします。

おうちでできることとしては

  1. 体温調節をしてあげる
  2. うろうろしても挟まらないようにする
  3. スキンシップをとってあげる
  4. 散歩や日光浴をさせてあげる

この4つを進めています。

愛犬の認知症対策1 体温調節をしてあげる

体温調節に関してですが、認知症のワンちゃんは体温は低めになるでしょうか?高めになるでしょうか?

正解は低めになります。
筋肉が落ちることと、寝る時間が増えるため、基礎代謝が落ちるからです。

そのため、認知症のワンちゃんを飼っている時には、部屋の温度は高めに設定してあげてください。時々手足が凍っているかのように冷たくなってしまうこともあるので注意しましょう。

愛犬の認知症対策2 徘徊しても大丈夫なようにする

ウロウロと徘徊しても大丈夫のようにする方法として、オススメしているのはプールです。

子供が入る小さい家庭用のプールに入ってもらうという方法です。

これなら、ぶつかったりしても痛くないし、丸いプールだったら、くるくるくるくるずーっと回っていることができます。挟まったりしないんです。

さらに、あれどこ行っちゃったんだろうっていうのを防ぐことができますおすすめです。
ただ大型犬は難しいですね。小型犬専用です。

愛犬の認知症対策3 スキンシップをとってあげる

スキンシップもとても大切です。

認知症では、あらゆる感覚が鈍ります。視覚も聴覚も嗅覚も、あらゆる感覚が鈍ってしまいます。そのため、適度に触って外からの刺激を与えてあげることが必要です。

 

急に触ろうとすると、びくっとしませんか?そういうことがある時は、日頃のスキンシップが足りないかもしれません。目が見えにくくなって、急に触られた気がしてびっくりしていることもあります。

たくさんさわってあげて、刺激を与えてあげてください。

愛犬の認知症対策4 散歩と太陽光にあてる

散歩と太陽光に当てるっていうのは、触ることにもつながるんです。なるべく散歩に連れて行ってあげるようにしてください。

足腰が弱ってくるので、長時間の散歩っていうのは多分できませんが、短期間の散歩だったら、外の刺激を与えてあげるほうがいいです。

また太陽光も大事です。日光に当たることで、夜泣きの可能性が少し減ります。一日のリズムが整うという感じです。

そのため長い距離を行く必要っていうのはありませんが、日中少しでも散歩に出るような時間を作ってあげてください。

愛犬の認知症対策 番外編 サプリメントをあげる

場合によってはサプリメントを使うこともあります。

認知症に効くと言われているサプリメントでOmega3(オメガ3)にというのがあります。

Omega3は人間にも大切な成分ですよね。

あくまでサプリメントなので、劇的な効果があるとはもいませんが、少しでも進行を遅らせるためにも、認知症の予防のためにも、ぜひ使ってみてください。

認知症の発生率が高い犬種は?

今回は犬の認知症についてお話ししました。

最初にもお話ししたとおり、13歳以上から認知症の発生率が上がると言われています。ちなみに認知症になりやすい犬種は、柴犬に多いです。

理由としては、内臓が強く、中型犬の中では長生きだと言われる犬種のためです。
柴犬に限らず、日本犬は、洋犬よりも認知症になりやすい傾向があるようです。

これらのことを頭に入れたうえで、なるべく穏やかに飼い主さんもワンちゃんも生活できるようにしてあげてください。

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