水1日2リットルは飲みすぎ！年代別の必要水分量の計算方法
およそ60%が水分でできている人間の体にとって、水はとても大切なものです。
水分補給をすると、水分は体に吸収されて血液などの流れに乗って全身を巡り栄養を運ぶなどの様々な働きをします。
なので、水分が不足すると代謝が悪化したり、疲れやすくなったり、脂肪が燃焼しにくくなったり、様々な体調不良が現れ、自律神経が乱れることで、メンタルのバランスを崩してしまう可能性もあります。
1日に摂取する水の量は
1日に摂取する水の量は、その人の体重や生活の状況、年齢などの様々な条件によって変わってくることはご存じですか？
1日の水分量の目安は2リットルと言われいますが、1日中デスクワークでほとんど体を動かさない人の場合は、2リットル飲むとちょっと多いですし、逆に1日中外を歩き回って仕事をしている人の場合は、2リットルでは足りないこともあります。
では、自分に丁度いいお水の量ってどうやったらわかるのでしょうか？
厚生労働省が発表しているデータによると、1日に必要な水分量を自分の体重に合わせて算出できます。
これは男性でも女性でも共通する1日の水分摂取量の目安です。
55歳から64歳の人は 体重×30ml
65歳以上の人は 体重×25ml
例えば25歳で体重50キロの人は、体重の50キロ×35mlで、1日あたり1750ml
つまり1.75リットルがこの人の場合の水分の摂取量の目安っていうことです。
そして、これを全部飲料水で補うわけではなく、
食事に含まれる水分量は、概算で2,000Kcalで800ml
と計算できるため、実際に飲むべき飲料水の量としては、1750ml-800mlとなり、およそ1リットル程度となります。
水分を過剰摂取すると起こる症状
水を大量に飲みすぎると、血液中のナトリウム濃度が下がりすぎてしまう恐れがあります。この状態を低ナトリウム血症と呼びます。
低ナトリウム血症になると、初期症状としては軽い疲労感があり、ひどくなると頭痛や吐き気が起きたり、メンタルが不安定になったり、最悪な事態だと昏睡状態になったり、痙攣が起きたりすることもあるそうです。
飲み過ぎには十分注意が必要な水ですが、毎日しっかり水分補給すると、ものすごい健康効果が期待できるのも事実です。
水を飲むと期待できる効果の3つ
1つ目は老廃物が排出されることによって、お肌が綺麗になったりデトックス効果が期待できます。
水をしっかり飲んでいると、体内の水分不足が解消されます。
水分が十分にあることで、血液の循環が良くなり細胞の隅々まで栄養素が活発に運ばれるようになります。
血流が良くなるのは、美容にも健康にもすごく大事なことです。
血流が良くなれば体内に溜まった老廃物が流れやすくなって、しっかり体外に排出することもできるようになります。
便秘になると、腸内で毒素が溜まった状態になってしまうので、肌がくすんでしまったり、吹き出物ができやすくなったり、体調を崩しやすくなります。
健康のためにも、美容のためにも体の中の巡りを良くしてために、適度な量の水分補給は絶対に欠かせないものです。
水分をしっかりとって血流を良くすることの効果
それは代謝が良くなって、ダイエット効果が期待できることです。
お水をいっぱい飲むと痩せるというのは、代謝が良くなるから痩せるってことだったのです。
人間は動かなくても基礎代謝といって体温の維持や、呼吸をするだけでどんどんカロリーを消費しています。
痩せやすい体になるためには、基礎代謝が高いことは大事なポイントですが、この基礎代謝の消費カロリーのうち6割以上が内蔵の活動によるものなのです。
なので、体の中に十分な水分が補給されて血流が良くなれば、それだけで内臓が活発に活動するようになれば、消費カロリーが増えて基礎代謝が高くなり、痩せやすく太りにくい体になってきます。
さらに水を飲むと体内の温度が適度に下がるので、体温を上げるために内臓が活発に動き始めます。これによって基礎代謝はさらに上がっていくと言われています。
ただし、氷が入った冷たすぎるお水では、逆に内臓の機能が大幅に低下してしまう恐れもあります。体温は36度から37度なので、体にとっては常温の水でも十分に冷えた水といえます。
水をしっかり補給することの健康効果
お腹がすいた時とか食事をする前とかこういうタイミングで水を飲むと、ある程度空腹感を紛らわせることができます。
猛烈な食欲を感じた時は食べ物を口にする前にまずゆっくりコップ1杯程度の水を飲んでみましょう。
この習慣を取り入れてみるだけで、辛い食事制限をせずに無理なく食事の量を減らしながらダイエットすることができます。
水の効果を最大化するための水分摂取のタイミングについて
水分摂取したいタイミングは全部で4つあります。
朝起きた直後
お風呂に入った後
スポーツやトレーニングをする時
水を飲むときのポイント
- 1回に飲む水の量はコップ一杯程度
- あまり冷たいお水を飲まない
- 1日1から1.5リットル程度を目安に
- 汗をかく時は多め、そうじゃない時は飲み過ぎ注意
お水を上手に活用して健康もダイエットも美肌も全部に成功させましょう。
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